プロトタイプ開発
プロトタイプ開発とは試作モジュール(弊社で開発した単純な機能単位の基板)を用いた試作品開発のことです。
プロトタイプ開発のメリット
ハードウェアは試作モジュールを組み合わせ容易に作成できますので、特に厳密な仕様が決定していない機能試作等に有効です。Luaという汎用スクリプト言語を使用することでメモ帳などで記入したソフトでも動作確認や変更が可能です。
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開発期間の短縮!
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仕様変更・仕様追加への柔軟な対応!
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ITで制御する機器の開発に経験のない企業様でも、IoT対応機器の開発が簡単に!
試作モジュール
■AS-LSC(CPUモジュール)
項目 | 説明 |
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CPU | Renesas社RX63N |
電源 | 24[V] |
制御I/F | USB2.0(メモリ専用) |
通信I/F | RS-232Cx4ch, LAN |
サイズ | 60[mm] x 90[mm] |
RS232Cを4ch実装したCPU基板です。試作品全体の制御を担当する基板です。 Luaスクリプトを作成し実行することで、他の試作モジュール基板と組み合わせて手早く動作確認ができます。 またLAN通信をシリアル通信に変換する用途にも使用できます。
■AS-PMC(モーターコントロールモジュール)
項目 | 説明 |
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CPU | PPMC-501 |
電源 | 24[V] |
制御I/F | パルス出力(POUT/DIR)、励磁ON(EXON)、 インターロック(ILOCK)、原点(ORG)、 リミット(FL/BL)、異常停止(ESTOP)、 エンコーダ(ENCA/ENCB)等 |
通信I/F | RS-232C |
サイズ | 60[mm] x 90[mm] |
パルス出力基板です。モータドライバと組み合わせて使用することで1軸分のパルスモータ制御ができます。仮に3軸のモータ制御が必要な場合は3枚必要となります。 本基板単体でリミット等の異常検出や励磁信号のオンオフ制御が可能です。さまざまな原点復帰パターンを内蔵しており、ユーザーは原点復帰パターンを選ぶだけで正確な位置制御が可能です。
■AS-DIO(デジタルI/O)
項目 | 説明 |
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CPU | Renesas社RX130 |
電源 | 24[V] |
制御I/F | 入力16bit, 出力16bit |
通信I/F | RS-232C, LIN |
サイズ | 60[mm] x 90[mm] |
デジタルI/O基板です。本基板でスイッチの状態やランプの点灯などをおこないます。 フォトカプラにより絶縁されているので、本基板に接続された機器へのノイズの影響が少ないです。 本基板同士をLIN接続することで、入出力それぞれ最大64bitのデジタルI/O基板として使用することができます。
■AS-AIO-A(アナログI/O)
項目 | 説明 |
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CPU | Renesas社RX130 |
電源 | 24[V] |
制御I/F | 入力8ch, 出力8ch |
通信I/F | RS-232C, LIN |
サイズ | 60[mm] x 90[mm] |
アナログI/O基板です。テスターのように電圧レベルを検出したり、任意の電圧を出力することができます。 入出力共に±10[V]の12bitの精度があります。本基板同士をLIN接続することで、 入出力それぞれ最大32チャンネルのアナログI/O基板として使用することができます。
■AS-CTL-A(ボタン式UI)
項目 | 説明 |
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CPU | Renesas社RX130 |
電源 | 24[V] |
制御I/F | プッシュキー入力12個、 セレクタスイッチ入力2個、 アラームクリア入力1個、 3色LED6個、7セグLED6桁 |
通信I/F | RS-232Cx3ch |
サイズ | 69[mm] x 115[mm] x 19.5[mm] |
プログラマブル表示器です。本機単体でシリアル機器を3chまで制御可能です。各ボタンには任意のコマンドを登録することが可能なため、 あらかじめ登録しておいたコマンドを発行するというような使い方ができます。 またプッシュキーの押下の検出や、3色LED/7セグLEDの点灯消灯の制御をRS-232C通信から行えるため、 CPU基板等と組み合わせることで操作端末的な使い方もできます。
■AS-VFD-A VFD(タッチパネル式UI)
項目 | 説明 |
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パネル | ノリタケカンパニーリミテド社GR128X64F |
電源 | 5[V] |
通信I/F | RS-232C |
サイズ | 80[mm] x 165[mm] x 27[mm] |
タッチパネル搭載VFD表示器です。ヒューマンマシンインタフェースとして使用します。VFD(蛍光表示管)を採用しているため視認性、視野角、動作温度範囲に優れております。 本機単体では使うことはできません。必ずCPU基板等と組み合わせてタッチパネル端末として使用します。
試作モジュール活用例
Q & A
Q.プロトタイプ開発って何?
A.試作モジュールを使用した試作品開発のことです。開発初期段階で試作品による動作確認ができます。
Q.試作モジュールとは?
A.単純な機能単位で提供される基板のことです。
Q.試作モジュールにはどんなものがあるの?
A.CPU基板やデジタル入出力基板等があります。
Q.どうやって?
A.試作モジュールを組み合わせてハードウェアを作成。ソフトウェアはLuaで作成。
Q.Luaってなに?
A.プログラム言語の一つで汎用スクリプト言語に分類されます。
書かれたプログラムはスクリプトと呼ばれます。コンパイラ等のソフトウェアは必要なく、メモ帳等で書いたものをそのまま実行できるため、設置現場などでも容易に動作変更をすることが可能です。詳細を知りたい方はhttp://lua.tokyo/を参照してください。
Q.何がうれしいの?
A.Luaで記述するため動作変更が容易です。
試作品を用いて動作確認をしながら使用策定ができます。仕様策定が早期にできるため結果としてコスト削減につながります。
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