負荷分散構成例 PAS-K
ロードバランサーPIOLINK PAS-Kシリーズの負荷分散構成例です
Destination-NAT
L4SLB(Dest-NAT) 構成図
- 最も基本的な構成
- 行きと戻りのトラフィックが必ずPASを通過する
- サーバの種類及びOSに依存しない
- L4/L7での負荷分散が可能
- 多様なロードバランスアルゴリズムのサポート
- L3/L4/L7レベルのサーバ障害監視機能
- 最大2048台のサーバ処理負荷を分配
Lan-to-Lan
L4SLB(LAN-to-LAN) 構成図
- 内部サーバ群から別のサーバ群への負荷分散
- DBサーバへのアクセスやRADIUSサーバに対応
- 多様な負荷分散アルゴリズムのサポート
- L3/L4/L7レベルのサーバ障害監視機能
- 最大2048台のサーバ処理負荷を分配
- 既存ネットワークの環境の変更無しで適用可能
Direct Server Return
DSR構成図
- SLBの1形態であるDirect Server Return(DSR)方式(One Arm)
- サーバからの応答は直接クライアントに戻るのでオーバヘッドが少なく、効率がよい。
- ストリーミング・サーバなどに最適
- サーバにループバックアドレスとしてVIPを設定しておく必要がある
- 最大2048台のサーバ処理負荷を分配
キャッシュ・サーバ (CSLB)
CSLB構成図
- キャッシュ・サーバの透過的な設置及び高速ネットワークの具現
- キャッシュ・サーバの種類及びOSに依存しない
- キャッシュのリダイレクションだけでなく、キャッシュ・サーバのロードバランス機能を提供
- キャッシュサーバの運用状態を自動監視による迅速なバックアップ及び復旧機能を提供
- 既存ネットワーク環境の変更無しで適用可能
- この構成を利用してSSL アクセラレーター、L7キャッシュサーバのロードバランスも可能
ファイアウォール/VPN (FWLB/VPNLB)
FWLB/VPNLB構成図
- ファイアウォールのほか、IPS、UTM、アンチスパム、機器等のロードバランスが可能
- ファイアウォール等自身でのスケールアップやActive-Active化が困難な場合に有効
- ファイアウォール等の上位と下位にPASを配置することにより、同じセッションのトラフィックが同一機器を経由することを保証する
- 同じ構成でVPN装置の負荷分散も可能(VPN負荷分散ではトンネル単位の負荷分散)
- 既存のネットワーク環境の変更しなくても適用が可能(バーチャルブリッジ構成を使用)
- アドバンスドファイアウォール/VPNのロードバランスでは、IPv6アドレスの使用が可能
グローバルサーバ (GSLB)
GSLB構成図
- クライアントからのアクセスを、地理的に離れた場所にあるサーバ群に振り分ける(サイト単位の負荷分散)
- 1つのサイトに障害が生じた場合でも、残りのサイトでサービスを提供できる
- 外部から内部へのトラフィックに対 して、サーバ負荷分散/冗長化を行なう
ゲートウェイ (GWLB)
GWLB構成図
- ゲートウェイラインのロードバランス
- 複数のゲートウェイラインにトラフィックを分散し、Outbound通信での回線使用効率の向上が可能
- 一部の回線が故障した場合も外部ネットワークへの接続が可能
- Inbound通信に対するOne-to-One NATが可能
- 既存ネットワークの変更なしで適用可能
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