PIOLINK導入事例 4
アンペールのパートナーより導入頂いたお客様事例を掲載しています。
掲載させていただいているサイト以外でも豊富な実績があります。
導入事例
- 株式会社 ラルズネット
- 1日10万ビューを越え、なおも成長し続ける北海道発の不動産情報サイト【不動産★連合体】の軽快なアクセスを支えるアプリケーションスイッチ
資本金: | 1億円(2006年12月31日現在) |
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本社: | 〒041-0801 北海道函館市桔梗町379-18 函館テクノパーク内 |
事業内容: | インターネットによる不動産関連情報事業 インターネット広告メディア事業 Web 経営コンサルタント |
URL: | http://www.rals.net/ |
ラルズネットは、急増するサーバ負荷への対策として、アプリケーションスイッチ製品である『PIOLINK Application Switch』を2005年6月に導入。以前は、他社製ロードバランサーを導入していたが、増加が見込まれるアクセス数に対し、当時のスペックでは、十分に対応しきれない可能性があると判断したためだ。慎重に複数の製品を比較し、評価を実施した結果、性能・価格面及びディスクレスによる信頼性等の要件を満たす製品として『PIOLINK Application Switch』を選択した。
代表取締役社長
大橋 正樹氏
システム GM
ゼネラルマネージャー
菅野 昌孝氏
日々増加するアクセスを見越しアプリケーションスイッチを導入
ラルズネットは、2001年4月1日創業。インターネットによる不動産関連情報事業、インターネット広告メディア事業、Web経営コンサルトを行っている。サービスの柱である【不動産★連合隊】は、地域密着型の運営であり、本社所在地である函館の不動産情報サイト【函館不動産★連合隊】を皮切りに、この6年で全国30地域以上の【不動産★連合隊】を開設してきた。そのトータルアクセス数は、今や1日10万ページビューを超え、なおも増え続けている。
社名であるラルズネット(Ralsnet)とは、Realestate All Local System NETworkの略で、「全ての人や地域の標準となる不動産情報システム」という意味がある。ラルズネットは、「全ての人・地域の標準となる不動産情報網」の体現の為に、エンドユーザーのユーティリティーを最優先に運営してきた。その結果【不動産★連合隊】は全国400社が参加するポータルサイトへと急成長。“多くのエンドユーザーが集まる場”=“高い費用対効果が見込めるサイト”として、全国の不動産関連会社からも、高い支持を受け続けている。代表取締役社長・大橋正樹氏は、次のように語る。
「他社不動産サイトとの違いは、営業担当者が単に情報掲載する企業を集めるだけでなく、参加頂いた各社に高い費用対効果もたらすよう、Web広告に関するノウハウを提供するコンサルティングを重視している点にあります。常にお客様の立場に立ち、参加各社を目標達成に近づけるための提案を行う、国内唯一とも言える形態でのポータルサイト運営企業なのです。この6年間、函館から始まり急速に展開をしてきましたが、足りない機能やコンテンツの補足・強化は、できる限り迅速に行って来ました」。
パイオリンクの「PIOLINK Application Swtich」(以下、PAS)の販売および導入作業は、事務機器・教育機器・コンピュータシステムの専門商社である、株式会社近藤商会が行った。
「PAS導入前でも、アクセストラフィックに関しては問題はありませんでした」と、同社が説明する通り、それまでも、ユーザーがWebサイトを閲覧した際の遅延や、サイトダウンといったトラブルはなかった。しかし、「サイト閲覧数は日増しに増えることが予見できたので、早めに手を打っておきたかったのです」と、同社。アクセスと共に急増するサーバ負荷への対策は、常に模索し続けていた。その結果、独自の専用ASICと専用エンジンボード(ASE)を搭載し、L2/3からL4/7までの高速負荷分散処理を実現するPASを導入するに至ったのである。
ラルズネットは、PASの稼働を2005年6月1日より開始。以後2年半以上が経過した今日に至るまで、1度も障害はなく、ノンストップで動いている。
リプレース アクセスピークでも遅延のないサービス
PASを導入する以前、ラルズネットでは、一度だけ5時間ほどサービスが止まってしまったことがある。2005年の台風時、函館市内が朝7:30から12:30まで一斉に停電となってしまった際である。この天災によるもの以外にラルズネットがサービスを停止させたことはない。
そのラルズネットにとって、他ロードバランサーからの入れ替えを行う際に、提供するサービスを一切止めないことは、導入する新機器選びの前提条件となっていた。通常は1日程度の入れ替え期間を経て機器の入れ替えを行うが、ラルズネットは「全ての人の標準となるサイトが止まる事があってはならない」とし、PASがそれを可能とする点も、導入にあたり選択した理由のひとつである。
またPAS導入後、新社屋建設によるサーバルーム移転時にも、冗長構成をとったことにより、サービスのダウンタイムをゼロに抑えることができた。そしてまた、各サーバのメンテナンス時にも【不動産★連合隊】をはじめとするサービスは、一度も止まったことはない。もちろんサーバやサービスの増減も簡単に行うことができる点も、PASの大きな特徴だ。
不動産情報サイトの特徴として、転勤や学校入学など、転居が活発となる1月から3月頃の【不動産★連合隊】へのアクセスは、平常月の倍にも達する事があるが、その時期であっても、スピーディかつ安定したハイクオリティなサービスの提供を、PASは支え続けている。
圧倒的なコストパフォーマンスが魅力的
PASは、電源やフラッシュの冗長化、ディスクレス設計からくるハードウェアへの高い信頼性がある。リプレース前のロードバランサーでは、ハードディスクの故障が度々見られ管理面での負担が決して小さくなかった。
ラルズネットでシステムゼネラルマネージャーを務める菅野昌孝氏はPASについて「運用上、管理面で全く手がかかりません。基本的な機能を十分に備えたうえでの圧倒的なコストパフォーマンスは、導入に至る一番の魅力でした」と語る。800Mbpsスループットクラスの容量(PAS3008)でありながら、51ワットという低消費電力量、10年を超えるMTBF(平均故障間隔)は、管理コストをも含め、他社製品には無いROI(投資対効果)の高さを実感できるに相違ない。
ラルズネットでは、今後も継続してPASを使い続ける予定である。管理面での大幅な負荷軽減、長期間に渡る安定動作、使いやすいユーザーインターフェイスといった特徴が、【不動産★連合隊】の運営において増加し続けるアクセストラフィックを、効率的に分散・管理していくために必要不可欠なものとなり続けることであろう。
ラルズネットをはじめとするPASユーザーの要望を受け、PASも進化を続けている。今後は、サーバ負荷をリアルタイムで計測し、一目で現在の負荷状況を把握できるなど、運用管理面での機能を強化し、更なる使い易さとより高いコストパフォーマンスを実現させていく予定である。
現在、同社では冗長化構成を図った2台のPAS1708が稼働している。もちろん、サーバ全体では現在も20台以上の米国製のロードバランサが稼働している が、それらのリプレースにあたり、PASシリーズへの切り替えは、充分視野に入っているという。それはPASが、同社にとって必要な機能と性能–コスト パフォーマンスの高さと、省電力–を、充分に備えているからに他ならない。
ラルズネットのサーバールーム内に設置さえたPAS。両端の青色LEDの動きから稼働機・待機機を一目で見分けられるのも特徴。
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